Microsoft、次期「Windows11」を発表。“不評だった点”は改善されたのか
「PCとタブレットの融合」がようやく完成
Windows 11では、先述のスタートメニューをはじめとしたUIに多くの改良が加えられている。
近年のWindowsを振り返ると、UIの大幅な変更で話題となったのが2012年に登場したWindows 8。それ以前のWindowsがマウスとキーボードでの操作を前提としていたのに対して、Windows 8はタブレット端末でのタッチ操作を強く意識したものとなった。
Windows8専用のアプリが「タイル」形式で並ぶ「Modern UI」と、従来のWindowsに近い「Desktop UI」という2つのユーザインターフェイスを切り替えながら使うスタイルは、ユーザーからのとまどいの声も多かった。
その後、2013年のWindows 8.1、2014年のWindows 8.1 Updateと徐々に改善。2015年リリースのWindows 10では、それまでのDesktop UIにあたるインターフェイスをメインとしながら、2in1 PCでキーボードを取り外した場合などに「タブレットモード」に切り替わるスタイルとなった。
そして、今回のWindows 11ではタブレットモード自体が廃止。タブレットとして使用するときは、アイコンとアイコンの間隔が広くなるなどして、操作性のよさを確保しているという。
新UIの使い勝手は実際に触ってみないとわからないものの、Windows 8の登場以来、同社が試行錯誤を重ねてきたデスクトップとタブレットの融合がようやく着地したという印象を受ける。
Windows 11の提供開始は2021年後半が予定されている。手元の端末がアップグレード要件を満たしていれば、この秋からより快適なWindowsライフが手に入りそうだ。
<TEXT/酒井麻里子>