20代カップルの副業は「夜のお仕事」どのくらい儲かるの?
副業も「仕事」。苦労は絶えない
複数の職場で働くとなると、必ずしも良い職場だけに当たれるとは限らないもの。美由さんも職場の人間関係に悩んだことがあったそうです。
「今では目標があってバーで働いているけど、最初にキャバクラで働き始めたのは単に収入をプラスする目的でした。2店舗で働いたのですが、どちらもオーナーがキャストを売り物としてしか見ていなくて……。売り上げのために、お酒に弱い子にもつぶれるまで飲ませたり、ヤリ目のお客とアフターに行かせたりするような人でした」(美由さん)
さらに、高収入イメージのあるキャバ嬢で、肝心の収入の面でも……。
「時給だって高収入と言いながら、ヘアメイク代・送り代・衣装代を抜かれてしまうので、太客(多額のお金を使うお客さん)が付かない限り、手元にはあまり残りません。もちろん、すべてのキャバクラがそうだとは言いませんよ。これはお店の方針やオーナーの人柄に左右されるので、実際に働いてみないと分からないですね」(美由さん)
一方、彼氏の翔太さんも副業での苦労をこう語ります。
「人間関係で悩むのはガールズバーのボーイも同じです。基本の仕事内容は、お客さんの呼び込みと、つけまわし(キャストがどの席に着くかの管理)とドリンク作りですが、お客さんの対応もしなければいけないので、そこが大変」(翔太さん)
泥酔したお客さんや、女の子に対してしつこく絡むお客さんの対応もボーイの仕事だそうです。
「あとはキャストの女の子の管理ですね。仕事中に飲みすぎてつぶれちゃう子もいるし、メンヘラな子やかまってちゃんが問題を起こすこともあるので、かなり気を遣います」(翔太さん)
副業カップルのプライベートは意外にも楽しそう!?
昼も夜も忙しく働く2人ですが、果たして一緒に過ごす時間はあるのでしょうか?
「お互い、副業にあてる曜日を合わせているので会えないことが喧嘩の原因になることはありません。2人ともお酒が好きなので、お互いの店に遊びに行ったり、副業後に合流してさらに飲んだり」(翔太さん)
一方、美由さんも、
「元彼は水商売を反対するタイプの人だったので、最後まで言えませんでした。その点、翔太は副業や水商売に理解的があるのでとても気が楽です」(美由さん)