ボイメン小林豊、パティシエから芸能界へ「絶対信頼できる人と思った」
20代半ばで仮面ライダーに参加
――そこから数年で、仮面ライダーの『仮面ライダー鎧武/ガイム』の仮面ライダーバロン役を務めました。シリーズへの参加からはどんなことを得ましたか?
小林:バロンは、ダークな要素もあるキャラクターでした。その役を演じることで、その人なりの信念や正義というものが存在していると感じました。他人と違っていても、自分の中の信念に向かって生きるのもアリだと学びましたね。
――実はアクションは苦手だったとか。
小林:俳優はやりたいことでしたし、参加できる嬉しさが一番でした。確かにアクションは苦手ですが、新しいことへの挑戦は大好きなので。「またアクションをやりたいか」と言われたら、1ミリもやりたくないですけど(苦笑)。でも役者のお仕事というのは、挑戦しないといけないことが多いので、もしお仕事の依頼があったら頑張ります。
パティシエを辞めたわけじゃない
――今後、挑戦したいこと、目標を教えてください。
小林:グループとしては紅白歌合戦に絶対に出ます! 個人では、今回、スイーツのお話もさせていただいたので、ぜひ言いたいのですが、僕はパティシエを辞めて芸能の仕事をしているという意識はないんです。
芸能のお仕事って、すごくいろんなことを伝えられますよね。最近、スイーツ関連のお仕事も多くさせていただいていますし、それこそパティシエ界では僕なんてペーペーなのに、世界の第一線で活躍している方と知り合う機会も多くいただいています。
自分の夢だったスイーツの夢も広げていけると感じているので、僕ならではの方法で、スイーツとエンタメを繋いで発信できたらと思っています。
<取材・文・撮影/望月ふみ>