ユニクロのプリントTシャツ「ダサくならない着こなし」をプロが解説
数多くのTシャツを取り扱うユニクロにおいて、今やスタンダードとなった「UT」。世界中のアーティストやクリエイターのデザインを、ユニクロの企画力・編集力でTシャツに落とし込んだラインナップです。
そこで今回は、のべ4650人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタント『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者が「ユニクロのプリントTシャツをうまく私服で着こなすコツ」をお届けします。
まず「コーデの方針」を考える
アンディ・ウォーホル、ジャン=ミシェル・バスキア、キース・ヘリングといったポップアートの巨匠の作品がプリントされたTシャツを1着1500円程度で買えるコンセプトは素晴らしいと思います。しかしその反面、主張が強いプリントTシャツは、日常使いのコーディネートが難しいと感じられるのではないでしょうか。
Tシャツをコーデするとき、真っ先に考えるべきなのは「コーデの方針」です。特にカラフルなUTを選ぶ場合は、重ね着より1枚コーデが良いでしょう。というのも、カラフルなカジュアルTシャツは、羽織るアウター次第で、途端に子供っぽい印象に陥るからです。
カラフルなデザインには「ショートパンツ」
パープルや赤色などカラフルなデザインのTシャツは着こなしも難しいです。10代ならば爽やかに見える着こなしも、20代を超えた大人たちがやるにはリスキー。
そこでカーディガンや薄手のパーカーなど「サマーアウター」を羽織るという選択肢をあえて外します。そして、私のおすすめは、ベーシックなチノパンやジーンズではなく、「ショートパンツ」を合わせることです。
Tシャツ地の色と同系色のショートパンツを合わせてみましょう。
たとえば、このTシャツのようなライトパープルの地の色の場合、濃いピンクから赤み掛かったパープル系ショートパンツを合わせましょう。フルレングスのカラーパンツに比べ、ショートパンツはカラーの面積が減るため、きっと合わせやすいはずです。