「FXは大学時代から」30歳セミリタイア組が語る“月20万・お金に縛られない生活”
FIRE達成後は守りの姿勢に
FIREする前は、預金は最小限にとどめ、市場にお金を1円でも多く投資していた穂高氏。だが、配当の必要性が薄らいだ今、攻守のバランスを意識しているという。
「配当の高低にかかわらず、守りに強い安定した株を中心に買っています。現金比率も増やしました。今後は、状況・環境次第。自由を摑んだ感覚はこのままで、2020年、農業、林業、除雪オペレーターに挑戦したように、心の声を聞きながら知らない世界をもっと体験してから生涯を終えたい。極論ですが、日本は社会的なインフラも整っており、たとえ一文無しになっても再起しやすい環境です」
お金に縛られない自由がもたらす万能感は、そこに至った者にしかわからないのかもしれない。
<取材・文/週刊SPA!編集部>
【穂高唯希】
日本におけるFIRE先駆者。著書に『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』(実務教育出版)
Twitter:@freetonsha
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