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今の仕事が合わないと感じたら「自分の恋愛歴」を振り返えろう

学び

 新年度から約1か月が経過し、緊張や疲れがピークに達するこの時期。5月の連休を機に張りつめていた糸が切れ、なんだか気分が優れなかったり、「この仕事、自分に合わないかも…」と思ったりしている人がいるかもしれません。

仕事

※イメージです(以下同じ)

 今回は、エン婚活エージェント創業前は「エン・ジャパン」にて転職など企業の採用支援に携わってきた筆者が、仕事における「自分に合わないかも」という感覚を、恋愛に例えながら、わかりやすく紐解いていきたいと思います。

あなたの「自分に合わないかも」はホント?

 日本の労働市場においても、もはや転職は当たり前になりましたが、早期離職を繰り返してしまうことは多くの場合、キャリア形成に繋がっていません。また日本においては、短期で転職を繰り返す人が選考などで不利になるケースもあります。

 あなたが感じている「自分に合わないかも」という感情が、以下の状況下で生まれているなら要注意です。

■ 成功体験(高い成果や自身の介在価値を発揮したエピソード)がない
■ 仕事の量をこなしていない中で、他に自分の力がもっと発揮できる仕事があるのでは(自分はまだ出合えていないだけ)と思っている
■ 友人から異業種・異職種の仕事での活躍や充実した生活のエピソードを聞いた

「好きになる努力」をしてみないとわからない

恋愛

 仕事における「自分に合わないかも」と思う感情は、実は恋愛におけるパートナーに対する感情と似ています。

 例えば、私のもとに寄せられる相談だと、パートナーと力を合わせてライフイベントを乗り越えたり、就職活動を支え合って内定を勝ち取ったり、一緒に生活する中で支えになっている実感を持つことがない人がいます。そういう人は「自分に合わないかも」と感じていたり、友人の話を聞いて「自分にももっと素敵な相手がいるのでは?」という感情を抱いているケースが見られます。

 こういった相談に対して、私はいつも「あなたは、本当に相手を理解する努力をしていますか? 好きになる努力をしていますか?」という言葉を投げかけています。

 これは仕事においても全く同じで、会社や上司、仲間、お客様のことを深く理解することなく、また好きになる努力をすることなく、「自分に合わないかも」という感覚を持っていたら要注意です。

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