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地下アイドルが明かす、業界の“ギャラ格差”事情「思ったより稼げる、けど…」

コラム

自分よりも売れてるはずなのに…

 そうすると、彼女の表情はわかりやすく曇っていき「そんなにもらってるんだ……」と一言つぶやいたそうです。

「逆にいくらもらっているか聞いたところ、月収は10万円前後で交通費は遠いと出るという待遇。私なんかより彼女のほうがチェキも売れているし、知名度も高いのでビックリしました」

 この出来事を機に『もう二度と給料の話はしない』と心に決めたそうですが、翌週のライブ前に所属事務所の社長から呼び出しが……。

「社長の耳にも『楽屋でギャラの話をしたこと』が入っていたようでした。怒られはしませんでしたが、『よその事務所の子に給料の話は言っちゃダメ。トラブルになることもあるから、今後は黙っていてね』と……」

給料を上げるように直談判していた

地下アイドル

 ラミさんの給料を聞いて愕然としていた彼女は、話を聞いてすぐに自身の所属事務所社長に給料を上げるように直談判していました。ラミさんの事務所社長とも知り合いだったそうで連絡がいったそうです。

「社長が言葉を濁しながら苦笑いしてました。結構ブラックな事務所も多いみたいですから、たまたま私がラッキーだったんですね……」

 芸能界に限らず、同じ様な経験をしたことがある方はいるんじゃないでしょうか。リアルなお金の話はトラブルの元になりかねませんから、うまくごまかすのが良いのかもしれません。

<TEXT/吉沢さりぃ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。近著に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)がある。『日刊SPA!』『BLOGOS』などで執筆。趣味は飲酒
Twitter:@sally_y0720

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