吉野家のからあげは“重量級”。大手外食チェーン3店のからあげをマニアが比較
松のや:ごはんがすすむガッツリ系
牛丼の「松屋」などの松屋フーズが運営する「松のや」は、とんかつがメインのお店ですが、それ以外の定食も充実しています。もちろん、からあげの定食もあり、からあげ6個の「唐揚げ定食」(690円)と9個の「唐揚げラージ定食」(890円)があります。今回はちょっと欲張って9個をいただきました。
券売機で食券を購入すると、自動的に厨房にオーダーが入るシステムのようです。食券に印刷された番号を呼ばれるまでは座って待ちます。食券購入から6~7分ほどで番号を呼ばれ、受け取りに行ってビックリ。からあげの量がスゴい! てんこ盛りとはこのことでしょうか!
1個40gほどはありそうなやや大きめのからあげがドンと盛られており、今にもお皿からこぼれそうな勢いです。
からあげは濃いめの味付けで、ちょっとスパイシーな味わいです。おかげでごはんがすすみます。パッと見たときは厚めの衣を想像しましたが、意外にも薄衣。カリッとして香ばしい衣です。歯を立てると、パラパラと崩れていき、トロリとした舌ざわりの肉汁とうまくなじんで、肉と一緒に溶けてくれます。
とにかくごはんがすすみます
このからあげ、とにかくごはんがすすみます。味が濃いので、ついつい白いごはんの援護射撃に頼ってしまいます。とくに9個ともなると、ごはん3杯は必要になりそうで不安になりますが、そこには嬉しいサービスが。一部の店舗では、ごはんと味噌汁はおかわり自由なんです。1個が大きめなので、3個で1杯平らげる勢いで食べ進めてしまいました。
また、さすがとんかつ屋さんと言うべきか、千切りキャベツもこれまた大盛り。とんかつ用のソースをたっぷりかけて食べれば、これもいいおかずになりますね。キャベツのおかわりサービスまでほしくなってしまいます。
からあげもごはんも、そしてキャベツもガッツリ食べたいという人にはオススメの定食です。9個食べる自信がない人は6個でも十分満足できると思いますよ。
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からあげを提供するお店があちらこちらにできて、からあげ好きとしては嬉しい限り。どこに行ってもからあげを食べられる世の中になりましたね。
吉野家のように、気分によってカレーや牛肉と合わせてもいい。なか卯で私がやったように、うどんのつゆに浸して食べる方法は、実はカラアゲニストの間では割と常識的なワザです。からあげをおかずにごはんをしっかり食べたいときには、松のやに飛び込んでみましょう。
<取材・文/からあげライター 松本壮平>