ローラも売った…有名人の豪邸売却報道に、不動産業界が「迷惑です」
また、芸能人が売却した物件について、「価格設定が強気」と見る向きもあります。ようすけさんの見解はいかに?
「高額の実需不動産では安いか高いかではなく、“別の要素”が強いのと、あくまで売主様の希望価格の話なので、価格に関して問題になることはあまりないと思います。もし購入者が、ここ数年で都心部の不動産を売却した方なら、数千万円以上の利益を得ているはずですから」
一方、今後の売却活動に関して助言も。
「高額物件の場合、秘密裏に売却できる不動産会社への買取依頼がひとつの手です。あるいは購入できる方が限られるので、特定のお客様だけへの紹介アプローチをとるかですね」
ただし、売却依頼を受けた業者は、レインズに物件を登録する義務があるため、情報が流通するのはやむを得ない面もあるとしています。
味方の不在の状況が招いた悲劇との見方
同じく全宅ツイ会員の「DJあかい」(@aka1you)さんは次のように感想を述べました。
豊洲に足りないのはファッションホテル!マン●の湯撤退が悔やまれる
— DJあかい (@aka1you) 2018年7月13日
「もしタレントさんの身近に少しでも不動産に目端の利く人物がいたら、既存大口客を持っている仲介業者、マンション業者、建売業者につながりのある仲介業者を紹介したはずです」
DJあかいさんは、自宅売却にあたり、タレントは「専任媒介」を結ぶかどうかを最初に検討すべきだと指摘します。
「そうすれば、『レインズ』やエンドユーザーの目に触れる一般サイトに掲載される事態を避けることもできます」
ちなみに「レインズ」とは、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピュータネットワークシステムの名称です。
芸能人の豪邸と専任媒介の相性の悪さ
前出のようすけさんと同様、DJあかいさんも専任媒介契約の場合、レインズへ物件情報を登録する義務があると指摘します。
「だからといって、あれだけ高額な一点物を取引をするのに、専任媒介だからと、レインズやエンド向けポータルに物件をアップするのは愚の骨頂。オモチャにされるのは容易に想像できます」