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婚約してすぐ海外転勤になった20代会社員。彼女からのメールで「一気に地獄へ」

コラム

晴れて婚約者となった2人に最後の試練

 晴れて婚約者となり、結婚へ向けての準備を進めていこうとしていた矢先――。浩介さんに海外研修の辞令が下ります。期間1年間、行先は中国

 当時貴子さんは転職先の企業で人間関係に悩んでおり、退職を決意したところでした。2人は話し合った末、「1年であれば一緒に行かないほうがいいだろう」という結論に至り、遠距離で関係を継続することとなりました

 1人中国へ渡った浩介さんは会社が用意した寮に住み、慣れない地での生活に四苦八苦していました。しかし、寂しがり屋の貴子さんから「以前遠距離でダメになった恋愛がある」と聞かされていたので、毎日時間を作ってはビデオ通話するなど、「関係維持に尽力していた」と言います

遠距離3か月目に届いた驚きのメール

スーツケース 男性

「幸い中国は時差もほとんどなく、彼女も退職している期間で時間に融通が効いたので、何とか通話はできていました。私としてはすでに婚約していましたし、そこまでしなくても……という気持ちはありましたね。彼女のことも信頼していましたから

 仕事の合間を縫ってマメな連絡を心掛けていた浩介さんですが、時間が経つにつれて貴子さんからの連絡が途切れがちになるという、思いもよらぬ展開になっていきました。そして遠距離開始から3か月が経ったある日、貴子さんから突如、浩介さんの人生を変える長文メールが送られてきたのです……。

「メールが届いたのは深夜でした。寝ぼけながら開いたため、最初読んだときは何が何だかわかりませんでした。ただ、単語だけは認識できて、一気に目が覚めて動悸が早まった感覚が体に残っています……

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