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不動産営業マンが「TikTokで20件以上の契約を獲得」。お客の心をつかむ術

ビジネス

毎月約100件の問い合わせが

スタイリー不動産

間取りに加えて実際の部屋の様子も見れるので、住むイメージがつきやすい

 他にも、クローゼットが広い、コンクリート打ちっぱなしでロフトつきでおしゃれなど、特徴があって家賃が安い物件は「ギャップがあってウケる」とか。

 冒頭でもお伝えした通り、けんちょびさんの凄いところは、コメントやいいねをつけたフォロワーの中から実際に賃貸物件を契約する人が生まれていることです。

「TikTokを始めてから、実際に物件契約まで至ったお客様は20組以上いらっしゃいます。毎月約100件お問い合わせをいただいた方のうち、内覧をする方は10%ほど。なので、TikTokで見込み客が増えていると言って良いんじゃないかと思います」

投稿された物件を契約するわけではない

 とはいえ、実はTikTokで紹介していない物件に契約を決めるお客さんが大半だそうです。

「直接お会いして希望条件を詳しくうかがうと、別の物件に興味を持たれるケースが多いですね。その意味で、TikTokは会わなくても見込み客を増やせるツールなんです。今後、TikTok経由の問い合わせがさらに増えた場合、広告費をかけないので、仲介手数料無料でお客様に還元できるケースがさらに増えてくると思います。遠方からの問い合わせに対応することも増え、見込み客の範囲も広がると思います」

 事実、けんちょびさんはTikTokを見て鹿児島から神戸に引っ越したお客さんをご案内したこともあるそうです。

お客様の範囲が全国に広がるというのもメリットですね。今後もTikTokを活用していきたいです」

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