大阪・吉村知事も誤用した「トカゲのしっぽ切り」正しい意味は?
あなたの言葉遣い、じつは間違った日本語かも? この「正しい日本語クイズ!」連載では多くの人が使ってしまいがちな間違った言い回しを紹介します。
2021年1月15日の囲み会見で、大阪府知事・吉村洋文氏は「できる限り(新型コロナウイルスの)濃厚接触の調査をやって“トカゲのしっぽ切り”をすることは非常に重要なことだと思ってますので……」と発言。これは慣用句の誤用だとして話題になりました。
「トカゲのしっぽ切り」は、政治ニュースの見出しによく使われる慣用句ですが、使い方を間違えやすい言葉でもあります。知ったかぶりで赤っ恥をかかないためにも、正しい意味を理解し、使い方をマスターしましょう!
「トカゲのしっぽ切り」とは?正しい使い方を紹介
吉村府知事の「トカゲのしっぽ切り」発言に対し、ネットでは「吉村氏は『トカゲのしっぽ切り』の意味を知らないのだろうか?」「濃厚接触者の調査をやってトカゲのしっぽ切りをするってどういうことだ」「トカゲのしっぽを切るって、もうしっぽが生えてこないって意味かな?」などの意見が出ていました。
一方、正しい使い方として、ニュースの見出しではこんなふうに使われています。
「“トカゲのしっぽ切り”中国政府への不信感~習近平指導部、新型肺炎対応の誤り認める」(ニッポン放送NEWS ONLINE 2021年2月5日 新型肺炎の感染拡大について)
「籠池氏が批判『トカゲのしっぽ切り、私だけじゃない』」(朝日新聞デジタル 2017年6月20日 学園の籠池泰典・前理事長の会見について)
「ウィーワークCEO退任はトカゲの尻尾切りか」(日経ビジネス 2019年9月26日 シェアオフィス事業を手がける企業ウィーワークについて)
「トカゲのしっぽ切り」は、いったいどういう意味でしょうか?
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