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新卒で北海道網走に配属された28歳「流氷に感動したのは最初だけでした」

コラム

辛かったはずなのに当時をよく思い出す

流氷

 網走赴任中はいつも「任期明けまであと○日」と数えるほど嫌だった松田さん。それでも今は当時のことをよく思い出すそうです。

「精神的にちょっと強くなれた気はしますし、それが仕事でも役立っていると感じる部分はあります。とはいえ、あのときに戻りたいとは絶対に思いません

 まあ、スマホで撮った当時の風景写真をたまに眺めていると癒されるっていうのはありますけど。今は婚約者がいるのでコロナが落ち着いたら今度は彼女と一緒に旅行に行きたいですね。赴任中にさんざん出かけた1人ドライブと違って、きっと楽しいんだろうなって(笑)」

 決していい思い出とは言えない地方での赴任生活ですが、自身を一回りも二回りも成長させてくれたのは間違いないようです。

<TEXT/トシタカマサ イラスト/デザイア恵利>

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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