エレベーターで待ち伏せされた28歳OL「知らない男が偶然を装って…」
彼のプチ暴走は続く…
「最寄り駅からどの沿線で来てるか分かったんでしょうね。『あ、偶然ですね!』と言われるのが毎日続き……。なんと断っていいのかも分からずで。適当に愛想笑いをして、会話に相槌を打っていたんです」
その対応をOKサインと取ってしまったのか、彼のプチ暴走は続きました。
「何かアクションを起こさねばと、2本早い電車に乗って行ったんです。当然彼はいなくて、1人で出社するのはやっぱり楽でした。でも、その日帰ろうとしたらビルの入り口で彼が私を待っていたんです」
彼はゆきなさんを見つけると駆け寄ってきて「朝いないから心配したよ! 何かあった?」と顔を覗き込んできました。
上司に彼氏と間違われてしまう
「ビックリしすぎて黙り込んじゃいました。約束なんてしてないけど、彼の脳内では毎日一緒に行く流れになってたのかもしれません」
気持ち悪いとは思いつつ、毎朝数分の我慢だと耐えていたゆきなさん。それが1か月続いたころ、上司に「あれは君の彼氏なの?」と聞かれてしまったそうです。
「すぐに否定しましたが、そりゃ勘違いもしますよね。他社の人と毎朝一緒にいたら……。それでやむなく経緯を話したんです。正直ちょっと困っていると」
話を聞いた上司は「何で今まで黙ってたの?」と驚き、ストーカーではないかと、かなり心配してくれたそうです。