iPhone12 Proのカメラで新機能。既存の加工アプリとは段違いの仕上がりに
通常の写真より細かい調整が可能に
通常のiPhoneの写真が「HEIF」もしくは「JPEG」という形式で保存されるのに対して、ProRAWの写真は、RAW画像のフォーマットとして広く使われている「DNG」とよばれる形式で保存される。
iPhoneの「写真」アプリでは、左上に「RAW」と表示されるので、簡単に見分けることが可能だ。
「写真」アプリの画面上で見る限り、通常の写真とProRAWの写真に違いはなさそうに見える。実際、撮影した写真を編集せずに使うのであればRAWで撮影する必要はないだろう。
葉の細かいディテールまで見える状態に!
RAW撮影のメリットは、写真編集時により細かい調整を行える点にある。逆光で撮影した写真を使い、木の葉の部分が黒つぶれしているのを調整してみよう。
調整には、「写真」アプリの編集機能を使用。空などの明るい部分はこれ以上明るくする必要がないので、暗い部分の明るさだけを調整できる「シャドウ」の値を「70」に上げた。
通常の写真でもそれなりに明るくなっているものの、RAWの写真のほうが葉の細かいディテールまで見える状態になっていることがわかる。