女優・寺田有希が堀江貴文にも実践した「今すぐ使えるコミュニケーション術」
対峙力でコミュニケーションに自信を
――成長するためには、受け入れるしかなかったんですね。
寺田:例えば見た目とか声とか雰囲気とか、その人自身が嫌だと思っているものでも、それは裏を返せば武器になるんです。だから隠そうとするんじゃなくて、前面に出していったほうが絶対にいいと私は思っています。最初は辛いかもしれませんが、きっと唯一無二の武器になるはずです。
――著書に書かれている中で、このサイトを読んでいる若いビジネスマンにぜひ使ってほしいコミュニケーション術はありますか?
寺田:職種や人との付き合い方によって、参考になる章が変わるのかなと思いますね。例えば人と向き合う仕事が多い方は、「スカウターで戦闘力を判定」とか「知らない話題が出てきたときは?」あたりに共感していただけるはず。
仕事でプレゼンテーションが多い方には「台本ではなくチェックリストをつくる」が参考になればいいなと思いますし、リモートワークなど一人で仕事をすることが増えた人には「自分との対峙」の章が役立つかもしれません。
実践の場で使えるテクニックと自分磨きのためのマインド的な部分を両方書いているので、ご自身の働き方や置かれた立場によって、お好きなところを読んでいただけるとうれしいです。この「対峙力」を手にしたみなさんが、いろいろな人と自信をもって関わっていくことができればいいなと願っています。
<取材・文/原航平 撮影/山川修一>
【寺田有希】
ベンチャー女優・タレント・司会。1989年生まれ。大阪府堺市出身。明治大学文学部文学科演劇学専攻卒業。2004年芸能界デビュー後、2012年芸能事務所との専属契約を終了して独立。YouTubeチャンネル「ホリエモンチャンネル」「B.R.CHANNEL」等でMCを務める。『対峙力――誰にでも堂々と振る舞えるコミュニケーション術』(クロスメディア・パブリッシング)が初の著書となる