ドンキなら6000円?「骨伝導イヤホン」3機種のメリット・デメリットを比較
長時間つけていてもストレスを感じない
この製品も音漏れは少なめ。先に紹介したPEACEに比べると、音量を大きくしたときにやや気になる感じはあるが、一般的なボリュームであればあまり問題にならない範囲といったところ。
耳に触れる部分の負担が少なく、長時間つけていてもストレスを感じないので、自宅での長時間作業時にはとくに適しているだろう。駆動時間が約8時間と長い点や、2台のデバイスと接続できるマルチペアリングに対応している点も自宅で1日中使う場合には強みになる。
一方で、首の後ろを回して装着する構造のため、寝ながら使うことはできない。クッションなどに頭をつけてもたれかかった場合もヘッドホンがずれてくるので、テレワークで一仕事終えてソファで休憩……といったときは、装着したままだと少々邪魔になりそうだ。
ドンキの激安製品は自宅専用ならアリ
激安家電でおなじみのドンキホーテのプライベートブランド「情熱価格」の製品。6000円台という価格の安さから、どのくらい使えるのだろうと気になって購入した。
こちらも耳にかけて使うタイプ。ただし、AEROPEXに比べると、フィット感はやや下がる印象だ。振動ユニット部が大きいためなのか素材によるものなのか分からないが、頭を動かしたときにイヤホンがズレて動きやすい。
充電端子はmicro USB。端子部分の小さなカバーを開けて充電する。駆動時間は公称で約6時間とまずまずだ。
各種の操作は左右のユニット部に搭載されたボタンで行う。2つのボタンだけですべての操作を行うため、音量調整はボタン2回押し、曲送りは3回押しなど操作はやや煩雑だ。
音漏れは3機種の中で最も大きく、静かな場所だと気になってしまう。また、各操作を行ったときに流れる「電源オン」「接続しました」などのガイダンスの音声も大きめなので、使う場所は選ぶことになりそうだ。
とはいえ、まったく使えないというレベルではなく、価格を考えればまずまずという印象。音漏れを気にする必要のない自宅専用と割り切って使うのであればアリだろう。