「サンタは亡くなった」と話したら、姪っ子が号泣。両親と姉に大激怒された話
若いころ、軽い気持ちで悪ふざけをした経験の一度や二度は誰にでもあるはず。しかし、時としてそれがとんでもない修羅場を招いてしまうこともあります。
絶対口にしてはならないひと言を…
「もう10年以上も前の出来事ですが、未だにそのときのことを責められます。それだけのことをやらかしてしまったのかもしれませんが……」
反省しきりな様子でそう話すのは、運送会社に勤める赤松太一さん(仮名・28歳)。それは自身が高校生のころ、当時5歳だった姪っ子に冗談半分で発したひと言でした。
「その年の12月のある日、隣町に住んでいた姉が子供を連れて実家に来たときのことです。自分にとっても姪っ子ですし、会ったときは遊び相手になってあげたりしていました。このときもお茶をしながら話をする母と姉の隣でじゃれ合っていました」
そのときテレビでたまたまクリスマス関連の特集があり、目をキラキラさせながら「今年はサンタさんに会えるといいな」と話してきたといいます。でも、彼はそんな姪っ子に対し、事もあろうに「そっかぁ。でも、サンタさん、亡くなっちゃったんだよ」と心無い一言を返してしまいます。
号泣する姪っ子を見て両親と姉が大激怒
サンタクロースに会えないどころかプレゼントももらえないと思ったのか、姪っ子の目には見る見るうちに涙がたまっていきます。
「本当に軽い冗談のつもりだったんです。今なら仮にそうであっても小さな子供相手に絶対言っちゃいけないってことくらいわかりますが、当時の僕はまだガキでそんな判断もつかなかった。目の前で泣き出したのを見てさすがに焦りましたが、もう後の祭りでした」
彼女はもともと泣き虫なところがあったそうですが、このときはいつも以上のギャン泣き。心配した母親である赤松さんの姉が駆け寄ると、ギュッと抱き着いて「ママ、今年はサンタさん来てくれないの? さっきお兄ちゃんが『死んじゃった』って……」と大粒の涙をボロボロ流しながら言うもんだから大変です。
孫の泣き声が聞こえ、隣の部屋からやって来た父親も事情を知って大激怒。両親と姉の3人から責められる大説教大会になったとか。