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「ブラックサンダー」が年間2億本も売れるわけ。濃厚バター風味も好調

ビジネス

生活者のライフスタイルシーンに訴求

有楽製菓

写真上が旧来のもので写真下がリニューアルしたブラックサンダー。右下に25周年のマークが刻印されている以外、ほとんど違いがわからないパッケージとなっている

 今までのものと、今回リニューアルしたものとを食べ比べしたところ、旧来のものはザクザクした食感に対して新しいブラックサンダーは、スムースな口当たりと歯ごたえで若干食べやすくなった印象を抱いた

 微妙な変化だが、常に消費者目線でブラックサンダーを改良する担当者の思いが伝わってきた。また、今後は「生活者のライフスタイルシーンに訴求できるようにしたい」と語る。

正直、ブラックサンダーのプロモーションは勢いだけでやってきた(笑)。これからは仕事中の小腹満たしや日常生活のちょっとした合間に食べるようなブランドコミュニケーションを図っていきたい。また、これまでコンビニが主要な販売チャネルでしたが、コロナの影響やレジ袋有料化に伴って『ついで買い需要』が減少しているため、個食タイプのものと並行して、大袋タイプの商品販売も注力したいと考えています」

 リニューアルを機に、これからのブラックサンダーのさらなる進化が期待される。

<取材・文・撮影/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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