「ブラックサンダー」が年間2億本も売れるわけ。濃厚バター風味も好調
生活者のライフスタイルシーンに訴求
今までのものと、今回リニューアルしたものとを食べ比べしたところ、旧来のものはザクザクした食感に対して新しいブラックサンダーは、スムースな口当たりと歯ごたえで若干食べやすくなった印象を抱いた。
微妙な変化だが、常に消費者目線でブラックサンダーを改良する担当者の思いが伝わってきた。また、今後は「生活者のライフスタイルシーンに訴求できるようにしたい」と語る。
「正直、ブラックサンダーのプロモーションは勢いだけでやってきた(笑)。これからは仕事中の小腹満たしや日常生活のちょっとした合間に食べるようなブランドコミュニケーションを図っていきたい。また、これまでコンビニが主要な販売チャネルでしたが、コロナの影響やレジ袋有料化に伴って『ついで買い需要』が減少しているため、個食タイプのものと並行して、大袋タイプの商品販売も注力したいと考えています」
リニューアルを機に、これからのブラックサンダーのさらなる進化が期待される。
<取材・文・撮影/古田島大介>