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無印良品のレトルトカレー5種をプロが実食「バターチキンは食べ応え満点」

暮らし

キーマ:食感をしっかり味わえる

キーマ

 カレーの中でも人気の高いキーマカレー。無印からは数種類のキーマが販売されていますが、こちらはその中でも最もベーシックな定番のキーマ。

キーマ

 ドライ式ではなくグレーヴィー(カレー)の中に挽肉が入っているタイプのキーマカレーなのですが、鶏肉をけっこう粗めに挽いているので食感をしっかり味わえるのが嬉しいです。

キーマ

 香りバランス抜群のガラムマサラを効かせたスパイシーな味わいは北インドのキーマカレーがベース。軽やかな刺激ながらもあと引くピリ辛の唐辛子使いも心地よいんですよね。

 総グラム数が一般的なカレーよりも少なめになる傾向があるキーマレトルトですが無印のキーマは他のレトルトと同じ180g設定なので満足感もバッチリ。アレンジがしやすい味わいなのでチーズを乗せたり、卵黄トッピングでマイルドに楽しむのもアリですよ。

辛さ ★★☆☆☆
香り ★★★☆☆
具材 ★★★☆☆

チャナマサラ:肉カレーにはない美味しさ

チャナマサラ

 地味な存在ながらも無印良品の隠れた名品として愛され続けているのがひよこ豆カレーのチャナマサラ(※チャナ=ひよこ豆)。

チャナマサラ

 過去に製品ラインナップから消えたこともあるものの、ファンからの後押しにより100gのミニサイズで復活。現在も販売されているんですよね。

 トマトをベースにひよこ豆と少量のスパイスを加えたシンプルなカレーなのですが、素材と素材が美味しさを引き立て肉カレーにはない美味しさが! 日本では地味な存在の豆カレーですが、豆はインドでものすごく重要な料理アイテム。豆の喜びを知るとインド料理のさらに奥深い世界が見えてくるのでした。

チャナマサラ

 クミンやカルダモンを軸にまとめたスパイス使いも個人的にかなりツボ。ほどよい辛さもちょうど良くミニサイズなのであっという間にお腹に収まってしまいます。

 100gってことで1食としてはモノ足りないので、他の無印カレーと合いがけで楽しんでみましょう。

辛さ ★★★☆☆
香り ★★★☆☆
具材 ★★★☆☆

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 にしき食品製の無印レトルトはどれも好みなので甲乙つけがたいですが、今回のラインナップの中では香りの高さと攻めの辛さがツボだったスパイシーチキンがイチオシ。辛さが苦手な方は「辛くないスパイシーチキン」という商品もあるのでそちらをぜひ試してみてください。今回はインド系のカレーを中心に食べ比べてみましたが、種類豊富な無印良品のレトルト。次は違う切り口でお届けしますので、乞うご期待です。

<TEXT/カレー研究家 スパイシー丸山>

インド料理からお家カレーまで精通する次世代のカレー研究家。日本野菜ソムリエ協会カレーマイスター養成講座講師。レシピ、食べ歩き、商品情報など、カレーにまつわるさまざまなトピックを日々発信している。著書『初めての東京スパイスカレーガイド
ブログ:カレーなる365日
Twitter:@spicy_maruyama

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