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コロナでなぜか爬虫類専門店が人気。有事を追い風にする「儲けの秘密」

ビジネス

占い師志望者増加、講師の収入は3倍に

望月沙羅

【占い師養成・望月沙羅氏】’18年、日本最大級のタロット占いの流派である占道心月流に入門し、占い師業を開始。現在は後進占い師の育成とプロデュースに注力

 人生の大きな岐路を前にして、人は自分を導いてくれる羅針盤を求めるものだ。そんな世相を背景に、占いをマスターしたいと考える人が急増している。タロット占い師の望月沙羅氏のもとにも、受講希望者が殺到中だという

「昨年末までは、マンツーマンクラスで月に3人を上限にして占いを教えていたんですが、コロナ禍で問い合わせが急増したため受け付け枠を開放して教えています」

 といっても、みっちりレッスンするスタイルゆえ、受け持てるのは月に13人が限度。この講座の他にも、すでに占い師として活動している人への研修業務も担当しており、彼女のスケジュールは目いっぱいだ。そしてこの働きぶりなら当然だが、収入もコロナ前と後で3倍に増えているのだとか。

「もともと占いに興味があった人たちが、会社勤めに疲れて在宅で仕事がしたいと考えて、占い師としての勉強を始めるという流れが多いですね。占い師はリモートでもできますし。Zoomなどのアプリや電話、メール、それにテキストをやりとりするチャットを使った占いが伸びています。特にチャットだと互いの生活音を気にしなくていいし、お客様も隣にパートナーがいるのに自分の不倫の相談をする、そんなことも可能です」

占いは、コミュニケーション能力も重要

コロナ特需(儲)の真相

昨年末、望月氏のタロット占いで頻繁に出現したのが、破壊と再生を意味する死に神のカード。コロナによる大変化を知らせていたのかも?

 ただ、昨今の占い業界の活況に、望月氏はバブルのにおいも感じている。この“祭り”の時期が終わった後のサバイバル術を受講者に教えるのも彼女の仕事だ。

「占いの技術だけではなくコミュニケーション能力も重要。『不倫なんてやめなさい!』と、上から目線で言う占い師には、お客はつきません。あくまで接客業として、どんな相談でも相手の気持ちに寄り添える占い師が生き残れます

 接客の土台を持っている人ならば、今からでも占い師に挑戦する価値はあるかもしれない。

<取材・文/武馬怜子・鶉野珠子(清談社)>

【爬虫類販売・爬虫類倶楽部中野本店】
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