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「ヨーグルッペ」が本格的すぎるゲームに。なぜ生まれたのか聞いてみた

ビジネス

『ヨーグルッペトレジャー』に漂う懐かしさ

「8bitのゲームにしたのは予算的な問題でしたが、結果的にうまくゲームの世界観にマッチしたと思っています。コンセプトに関しては、自分も含めたメンバーが同世代であることも影響しています。自分の世代が影響を受けた1980年代のドラクエ、桃鉄なども今回のゲームに反映されています。イラストも当時のゲームを意識し、本格的なビジュアル画でキャラクターを描いてもらって、そこから8bitの世界に入り込んでいくイメージです。その結果、どこか懐かしいゲームになったんだと思います。

 予算や期間などさまざまな制約はありましたが、ゲームの仕上がりには満足しています。やってるほうとしては、とても楽しかったですね。いろいろな企画をやってきましたが、ゲーム制作はもちろんはじめて。乳製品を売る会社でゲームを作るとは思いもしませんでした」

 当初、本ゲームは6月に配信する予定だったが、3か月伸び、9月の配信直前まで制作を行っていたという。「キャラクターや世界観は制作前からしっかり決まっていた」と平田氏がいうとおり、どこか懐かしい世界観は制作が開始されてからもぶれることはなかった。

ゲームに関するこぼれ話も

南日本酪農

 ゲーム内のマップは広大で、宝箱を掘り当てるには苦労する人も多いだろう。同社は公式Twitterアカウントで宝箱に関するヒントも公開していたが、今では多くの情報がネットに書かれているという。

 例えば、マップ内で宝箱に近づくとビックリマークが表示されるが、表示されるマス目は11×11の範囲と決まっている。宝箱は必ずこの中心に隠されているのだという。

 宝箱の中身には、ヴィレッジヴァンガードとコラボした限定グッズも入っている。100個の宝箱を掘り当てると、特別にエンディングも用意されており、「ぜひエンディングまで辿り着いてほしい」と平田氏はいう。

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