「創業時からペーパーレスだった」ベンチャー社長が実践する働き方
オンライン飲み会も実践済み
ちなみに以前からテレワークで働くことも多かったIT界隈の企業の社長たちは、緊急事態宣言下で流行したオンライン飲み会もとうに実践していたらしい。
「20人くらいでオンライン飲み会やると会話にならないですからね(笑)。このコロナ禍はやはり特殊な環境で、ITを活用すれば人間的な交流に当てる時間はむしろ増えるはずなんです。
インターンも全国から優秀な学生さんがたくさん来てくれたのは良かったんですが、キックオフや発表会などの節目は本来オフラインでやりたい。僕らのビジネスチャット歴は20年近いので、短期的には全てオンラインでも業務をすることに全く問題がないんですが、新人歓迎会やプロジェクトの振り返りなどをリアルでできないのは普通につらいです」
対人間のコミュニケーションは変わらない
薄々感じていた人も多いかもしれないが、Chatworkの社長に改めて言われると説得力がすごい。
「アフター・コロナの話は正直煽りすぎなところもあって、本質的に対人間のコミュニケーションは変わらないし、いずれコロナが終息すれば急速に社会は戻っていくと思います。
ただ、月曜から金曜まで毎日出社する前提が変われば、デジタルコミュニケーションだとリアルで簡単にできていた感情の伝え方なども一定のコツがいるので、技術として身につけておく必要はあるでしょうね。それが全てになるわけでは当然ないですけど。テレワークの比率が少しずつ上がっていくなかで、力を発揮できるリテラシーは必要だと思います」