PS5が早くも入手困難に。買い時はいつなのか
「当たった」「外れた」と騒いでいる人が身近にいたら、それはおそらく、近々発売される「プレイステーション5(PS5)」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の抽選予約のことだ。大手家電量販店の通販サイトでは倍率が40倍から90倍というのだから、かつてない“激戦”の様相が窺える。これは賞品がタダでもらえる懸賞ではなく、あくまで「購入する権利」を得るための応募倍率の話である。
PS5のパワフルな中身
しかし、それほどまでに人気を集めるのも理解できる。PS5は、2020年時点で最高の性能と設計を有しながら、3万9980円(+税、デジタル・エディション)というショッキングな低価格を実現したのだ。そこで今回は、PS5に関する既存の情報を整理しつつ、その真の“買い時”を探ってみよう。
前回の記事「ソニーの新型「PS5」が発売決定。待望の8Kハードの性能は?」でも述べたようにPS5は、8コア16スレッドのCPUや、AMDによる新設計のGPUといった先進的なパーツを採用している。
これと同等の構成をゲーミングPCで実現しようとすると、15万〜25万円が相場といったところ。「リアルな3Dゲーム」を遊ぶためのプラットフォームとして、PS5は文字通り“最強の存在”になっている。
PS5の目玉である「8K解像度」の利活用が難しいことは、その記事でも述べたが、4K(フルHDの4倍の解像度)ならば問題はない。さらにPS5がスゴいのは、4K出力時にも高いフレームレート(画面の書き換え回数)を実現している点だ。
PS5は4Kのモニターで遊びたい
「4K対応」を謳ったハードウェアには、24fps(秒間24コマ)や30fps(同30コマ)といった低いフレームレートにしか対応していないものもある。
テレビ番組や映画は一般に24fpsで製作されているため、動画コンテンツを楽しむだけなら24fpsでも十分だ。しかしPCソフトやゲーム画面など、「自分の手で動かしている」という実感を得るためには、概ね60fps(秒間60コマ)以上のフレームレートが望ましいとされる。
PS5は120fps(秒間120コマ)という極めて高いフレームレートでの画面更新が可能とされ、臨場感のあるゲームプレイを体験できる。
いわゆる「ゲーミングモニター」の主流はいまだにフルHDやWQHDだが、PS5に限っては、ぜひとも120fpsに対応した4Kのゲーミングモニターで遊びたいところだ。
モニター購入にあたっては、「4K・120Hz」での出力に対応しているかを確認しておこう。同時に、モニターと接続するケーブルも、4K/120Hzに対応する規格のものを選ぶ必要がある。