入社1か月でコロナ解雇された22歳女性。月収5万円でも前向きなわけ
履歴書の空白期間もなんとかなる
そんな状況もあってか、伊藤さんは決してネガティブにはなっていないという。「最初の2時間くらい落ち込んだけど、起こったことはしょうがない」と思っているとか。
「むしろセカンドライフでカフェやりたいと思っていたけど、そこまで待つ必要はなくて、もう好きなことできるんだって。もちろん、そういう選択を許してくれる親にも感謝しています。もしかしたら、就職時に今の空白期間がネックにるかもしれませんが、その時はその時でなんとかなるかなって。周りの友達も面白そうなことやっていると捉えてくれていますし」
実は、伊藤さん、退職したことをブログやフェイスブックに書いたら、先輩から「もし気が向いたらいつでも働きに来な」と声をかけてもらったそうだ。自ら「就職先もないのではなく、探していない」と語る通り、時々吹っ切れながらも楽しく過ごせる彼女なら、どんな環境に行っても活躍できそうだ。
<取材・文/シルバー井荻>
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