女性に「風呂入ってるのか」セクハラ上司に告発メールで“倍返し”
セクハラ上司の意外な趣味とは?
片岡さんの脳裏に浮かんだのは、部長が時に仕事よりも心血を注いでいた趣味のことでした。
「部長はボランティアで、自分の息子が所属している少年野球チームの監督をしていて、『俺の生きがい』だと話していました。休みの日に自分のチームのコーチをさせるために、部内の野球部出身者をやたらと優遇したりもしていました」
ネットで調べたところ、片岡さんは目当てのものを見つけることに成功します。
「部長のチームは地元の強豪らしく、HPもありました。そこにメールアドレスの記載があったのを見つけた時は、これだと思いました」
1万字超の長文を少年野球チームに送信
それからというもの、片岡さんは自身が受けたセクハラの数々を文章にまとめる作業に没頭します。
「ことの顛末をもれなく記したら1万字近くになりました。大変な作業でしたが、アクション映画のクライマックスで銃火器を整備する主人公のような気分になれて楽しかったです」
メールの最後は、ある文章で締めくくることに。
「最後に、『何も間違ったことはしていない』という部長の言葉を引用して『こんな価値観の人間に、大切なお子さんたちを監督する立場を与えて良いのでしょうか?』と問題提起しました」
たしかに、弱い立場の新人をイビりたおすような指導者が、その矛先を子供に向ける危険は大いにあるわけです。