仕事で「優秀な人」になりたいあなたが、今すぐ矢面に立つべき理由
追い込まれざるを得ない環境で、必死に学ぼう
優秀な上司たちは、おそらくこのように矢面に立つ回数が圧倒的に多かったはずです。目先の「ラク」に逃げず、自ら厳しい環境に飛び込み、自分を鍛えていく。そのクセがついていたのです。
いくら優秀な人でも、最初から何でもできたわけではおそらくありません。なかには、どちらかといえば出来が悪かった人もいるでしょう。それでも、自らを追い込み、必死に学んで「優秀さ」を身につけることができたのです。
どんなときでも諦めず、最終的にいい解を導き出してお客様を満足させる、そんな方々です。彼らがそうなった理由は、日々難しい問題を解こうと頭に汗をかき、新しい知識を入れ、実際に手を動かし……というサイクルをまわし続けられたからに他なりません。
心臓をつかまれるような経験を積み重ねること
人はすぐ甘えてしまう、怠け癖がある生物です。そんな生物が一生懸命に努力して学び続けるためには、何らかの強制力が必要となります。その強制力として、「お客様の前に立ち、プロジェクトの責任を一身に負う」というコンサルティングファーム特有のやり方が有効に機能していたのではないか、と考えています。
言うのは簡単ですが、実践するのはなかなか難しいものです。「できれば一作業者としてプレッシャーは控えめに仕事をしたい」という気持ちもわかります。
が、理不尽も実力不足も織り込んだ上でクライアントの前に立ち続け、プレッシャーの中で必死に仕事をし続ける、そういう心臓をつかまれるような経験をしてこそ、あなたの力はさらに磨かれるのではないでしょうか。
<TEXT/Shin>
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