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「他に手段がなかった」22歳女子大生がSNSで見つけた新しい働き方

学び

 新型コロナウイルスによるテレワークの普及に伴い、働き方が多様化している昨今。SNSを活用して仕事をする人も多くいます。今回話を聞いたのは、WebライターとYouTuberの動画編集の仕事をしながら生計を立てている女子大生の夢水もにかさん(22歳、@sandymi97502438

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※画像はイメージです(以下、同じ)

 岡山から上京し、一人暮らしをしながら都内の大学に通っている夢水さんが、どのようにして今のような働き方に至ったのか? その経緯について聞きました。

上京して半年、原因不明の体調不良に

 もともと両親から「生活費はアルバイトでまかなうように」と言われていた夢水さんは、大学に入って早々に複数のバイトを掛け持ちする生活を始めたそう。

「2018年に大学へ進学してから秋くらいまでは、飲食や塾講師のアルバイトなどをして生活費を稼いでいました。お金がなかったのでバイトは時給1000~1200円ものをいくつか掛け持ちで、スケジュール管理がうまくできず、ぎゅうぎゅうでした。平日は毎日5時間ずつ、休日も9~10時間働いていました。それで生活費をなんとかまかなえるという状態でした」

 食費を限界まで抑えるなど、初めての一人暮らしでの無理がたたり、ある日、朝起きようと思っても目が開かなくなってしまったそう……。

「すぐに病院に行きましたが、明確な原因や病名などはわかりませんでした。実はその前から、生理痛やそれに伴う体調不良がひどく、鎮痛剤を服用して、なんとか普通に生活していましたが、今度はその鎮痛剤の服用が原因でさらに体調が悪化してしまいました」

自宅でできる仕事を探した結果は…

monika

話を聞かせてくれた、夢水もにかさん(22歳)

 体調不良を境に、肉体的な負担の大きいアルバイトはやめざるを得なくなった夢水さん。この時から新しい働き方を模索し始めたと話します。

「実は高校時代に自主映画を制作していて、そのシナリオ担当だったこともあり、文章を書くライターの仕事に興味を持ちました。自宅でも出来るWebライターの仕事を見つけて、仕事を受けられるようになりました」

 しかし、Webライターの仕事は1本数千円と単価が低く、それだけではとても生活できなかったといいます。

「今でもいくつかのクライアントさんからは定期的にお仕事をいただいていますが、Webライターだけで食べていくのは難しいと感じていました。SNSを使って仕事の営業をかけるようになったのはこの頃からです」

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