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都知事選で注目のスーパークレイジー君を直撃「少年院に5年」の意外な素顔

ビジネス

 過去最多となる22人もの候補者が乱立した今回の東京都知事選。中でも強烈なインパクトを残したのが、“スーパークレイジー君”こと西本誠氏(33歳)だ。

スーパークレイジー君

今回の都知事選で一躍注目を集めた“スーパークレイジー君”こと西本氏

 特攻服を着込み、街頭で自身の曲を歌い踊る派手なパフォーマンスとは裏腹に「待機児童ゼロ」や「ペット殺処分ゼロ」を掲げる「至って真面目な政見放送」も話題になった。

 「少年院に5年いた」と公言する彼は、果たして一体何者なのだろうか。待ち合わせ場所に、黒塗りのベンツで颯爽と登場した西本氏に話を聞かせてもらった。

後ろ盾なしで受かるのはカッコイイ

スーパークレイジー君

街頭演説では若い層を中心に多くの聴衆を集めた(提供:西本氏)

――都知事選お疲れさまでした。さて、今回は「歌手(ラッパー)」として出馬していましたが、普段はどんな仕事を?

西本誠(以下、西本):銀座のクラブですね。もともとは自分の店をやってたんですけど、失敗してその後は他の店で雇われ社長に。自分の連れてきたキャスト達の売り上げがあるんで、出勤しなくても月120万円くらいが固定で入ってきました。今はコロナで状況が変わって月15万円くらいですけどね。

――なるほど、供託金もそのお店からの収入から捻出されたんですね。出馬されるにあたって、何かきっかけはあったんですか。

西本:銀座の店だけあって議員のお客さんも少なくありませんでした。「今日の選挙で、票を集めてくれたらお店でいっぱい使うよ」みたいな依頼を受けたこともあります。記者会見でも言いましたけど、もらうとヤバいから、もちろんお金をもらったことはないですけど。

 夜職の子って、選挙に興味ないじゃないですか。だから銀座のホステスを僕が集めて、みんなで投票所に行ったりしましたね。そういう人たちをたくさん見てきたので、だったら今度は自分が「出る立場」になってみようかなって。後ろ盾なしで一人で受かるのってカッコイイじゃないですか。マンガみたいで。

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