コロナ予防のマスクが肌荒れのもとに…男こそスキンケアに要注意
外出機会減でも紫外線対策も
紫外線対策も気になるところ。今年の夏は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、例年より室内にいることが多いと想定される。
「外出する機会が減るなら、対策をしなくてもいいのでは?」と思いがちだが、これは大きな間違い。自宅にいてもベランダや窓辺から紫外線を浴びてしまうことがある。
また、男性はメイクをせず肌が露出している状態のため、女性に比べて、紫外線を直に受けやすい。
「紫外線ダメージの蓄積は目に見えにくいため、一切ケアをしていない人も多いのではないでしょうか。しかし、若いときの紫外線ケアは、歳をとったときの見た目に大きく影響します。今ケアを怠ると40代、50代のときに跳ね返ってきて、シワやシミ、たるみの原因になります。対策は早ければ早いほうがいいので、今からしっかりケアをしておくといいでしょう」
紫外線は保湿でアフターケア
紫外線対策は、まずは焼けないよう日焼け止めをしっかり塗ることが大切。今年はマスクをして外出することが多いと予想されるため、マスクで隠れていないところとそうでないところで焼け方に差が出る“マスク焼け”をしてしまう可能性も。
しかし、日焼け止めクリームをどんなに塗っても、ムラや汗によりダメージは必ず受けてしまうもの。ダメージを最小限に抑えるためには、しっかり“保湿”することが大切だ。
「日焼けした肌は脱水状態になっているため、刺激が少なく保湿力の高い化粧水をつけるのがいいでしょう。その上で、化粧水の成分が逃げないように乳液クリームの油分でふたをするのが理想ですね。保湿クリームのべたつきが気になる方は化粧水・乳液に加え、美容液の機能がひとつになった『オールインワンタイプ』のローションがおすすめです」
マスクはつい長時間着用してしまいがちだが、本来は自分の咳やくしゃみによる飛沫を防ぐためにするもの。ひとりでいるときや屋外で他の人と2メートル以上離れている場合は取り外すなど、マスクをつけるときとつけないときのメリハリを意識して、肌荒れや日焼けから肌を守っていきたい。
<取材・文/橋本岬>