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元軟式globe・パークマンサーが語る「農業しながらTikTokerになったわけ」

暮らし

 かつて、バラエティ番組「学校へ行こう!」(TBS系)の人気コーナー「B-RAPハイスクール」で一世を風靡した軟式globe。globeの名曲「Love again」に乗せた「アホだなぁ~」は、アラサー世代なら誰もが口ずさめるといっても過言ではないだろう。そんな軟式グローブのメンバー・パークマンサー氏(42歳)は地元・富山で農業を営んでいる

パークマンサー

パークマンサー氏

 また2020年4月からTikTokを開始すると、7月時点で16万フォロワーを誇る、人気TikTokerに転身していた!「東京に負けて移住した」と語るパーク氏の心のうちと、これからについて話を聞いた。

パークマンサー

収穫した野菜を持って。パークマンサー氏

家庭菜園からスタート。農家は3年目

――軟式グローブ、見ていました! 現在は富山で農業をしているとか。

パークマンサー(以下、パーク):3年ほど前に、どうしようもなく土いじりとかしたくなって、街の陶芸教室に通い始めたんです。陶芸の才能は全くなかったんですけど、「皿を作るなら、ここにのっけるもん作ったほうが面白いんじゃないかな」って思ったのが、農業を始めるきっかけですね。

 地元が富山なので、農業は「ばーちゃんと、とーちゃんがやっているもの」程度の認識だったんですけど、それなりに親しみはありましたし、僕は馬に育てられたので(※パークマンサー氏は5歳まで馬に育てられたという設定)、「ニンジン作ろう!」ってなったんです。

 郊外に借りた畑付きの家で、家庭菜園みたいなところから始めて、今年で3年目。親もだいぶ歳をとったし、僕も一人っ子。この機会に地元に戻りました。応援してくれる人も富山のほうが多かったんです。東京ではプチ有名人なんてごまんといますけど、地元ではオンリーワンの珍しい存在なので。それが一番大きいですね。

TikTokにカムバックした理由

パークマンサー

――番組の終了から約7年ぶりに復活した「学校へ行こう! 2015」に出演した際にも、話題になっていたのを覚えています。なぜ今また、TikTokにカムバックしようと思ったんですか?

パーク:この春は新型コロナウィルスによる外出自粛でみんなが疲弊しちゃったじゃないですか? こんな時だからこそ、「アホだなぁ~」ってみんなに笑ってほしくて、4月にTikTokを始動しました。二代目KOIKEや初代KOIKEも協力してくれて、2人と6月まで期間限定復活していました。みんな、仕事が急になくなったり、学校が急に休みになってしまったけど、僕は時間を持て余すのに慣れていたので(笑)。

「学校へ行こう!2015」が放送されてすぐ、ツイッターのフォロワーが1日に2万人ドカーンと増えたり、イベントの仕事に呼んでいただくなど反響があったんですが、徐々に仕事がなくなり、土をいじりだす頃には月に1本仕事があればいいほう……。

 良い家を借りたものの、仕事がない。6年間同棲して、そのうち2年ほどヒモさせてくれた彼女もいなくなった。“どん底”を経験して「東京に負けたな」と痛感したんです。ただ、時間だけは死ぬほどあった。

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