LINEで「買って~」と“おねだり”する彼女にイラッ…これってケチなの?
今頃になって「ケチ」って何!?
しばらくおねだりをされては断って……ということを続けていると、ついにAさんはしびれを切らしたのか、豊田さんに対しある言葉をぶつけてくるようになったのです。
「毎回、ルールの話をするのもイラっとしていたんですが、それに加えて、おねだりを断ると『ケチ』って言われるようになったんですよ。さすがに納得できませんし、付き合う前に合意したくせに、今頃、何を言っているのだと腹立たしい気持ちになっていました」
ケチという言葉を連発されて我慢ができなくなってしまった豊田さんは、Aさんを呼び出しプレゼントについて、そしてケチという言葉について話し合うことにしました。
話し合いで豊田さんは始めにプレゼントのルールを決め、Aさんも納得していたこと。そして、思い通りに行かないからと人にケチという言葉をぶつけることが失礼であることを話し、Aさんを叱りました。
友人の影響と、2人のルール
「途中から泣かせてしまったのは本当にかわいそうだったんですが、彼女も心のどこかで罪悪感というか、後ろめたさがあったみたいで……僕の言葉をうん、うんと聞いていました。そしておねだりの理由も話してくれたんです」
Aさんにはよく会う女友達がおり、最近その子にできた年上の彼氏が会うたびにプレゼントをしてくれると聞いたのです。はじめは気にしていなかったAさんですが、何度も自慢されるうちに羨ましさとともに、プレゼントをくれない豊田さんには「自分に対する好意がないのではないか」とという不安を抱いてしまったのでした。
「プレゼントの数が気持ちの大きさには比例しないと話し、彼女もそれに同意してくれました。そして、今のルールについて本当は不満などなかったと言うことを明かしてくれました。それ以降、おねだりをされることはなくなりました」
今ではプレゼントを含め特別な日をどれだけ特別に感じさせるか、お互いに試行錯誤しながら上手く付き合うことができているそうです。
<TEXT/つる>