渡部建のような「多目的トイレ」利用は多い…管理者が明かす困った実態
人気グルメ芸人アンジャッシュの渡部建氏が突然発表した芸能活動の自粛。不倫現場が商業ビルの多目的トイレであったことも、世間の耳目を集めています。施設を管理するPM(プロパティマネージャー)によると、このような不届き者は枚挙にいとまがないのだとか。
bizSPA!フレッシュにて「全宅ツイ 業界ウラ話」を連載中の不動産団体「全国宅地建物取引ツイッタラー協会」(全宅ツイ)に事情を伺いました。
「警備員がかけつけます」
「当社施設の多目的トイレも文字通り“多目的”に使われていて、PMはいつも頭を悩ませてます」
ため息交じりに語るのは、大手企業でPM業務に携わるデベ夫人(@devemistress)です 。デベ夫人によると、多目的トイレには最大利用時間が設定されているケースがあるといいます。
「閉じ込め事故を防ぐ観点から、かつては入室後30分経過すると自動でドアが開くシステムを採用していました。その時は注意書きも貼っていたので、利用者は純粋に車イスやオストメイト(※人工肛門・人工膀胱を造設した人)の方しかいませんでした。
しかし、『30分以上利用する場合もあるので、勝手に扉が開くのは困る』という利用者の声もあり、入室後30分扉が開かない場合には管理室に警報が行き、警備員がかけつけるシステムに変わりました」(デベ夫人、以下同)
“渡部氏のような利用”も多い
運用の変更とともに注意書きが撤去されことで、不届きな利用者が増加したといいます。
「商業施設の管理日報をチェックすると、『男女が〇〇』という報告は本当に多いです。特にすいているフロアの比較的奥まったところにある多目的トイレは、やましいことをするのにうってつけの場所と映るようですね」
地下駐車場のように人目が少ないトイレを“目的外利用”する発想は、渡部氏に限ったことではないようです。
「ただ、一般人の場合平気で30分以上コトに及ぶので、お楽しみ中に警備員に声をかけられて発覚します。しかし件の渡部氏の場合、5分という非常に短時間の利用でしたので、結果的に施設管理の目を掻い潜れたのかもしれません」