男型会話と女型会話はどこが違う？

　男型会話と女型会話の最たる違いは、その目的です。

　男性は、会話を「情報伝達手段」として使用し、ファクトベースで会話をする傾向があります。例えば、いわゆるオタク男性の会話を聞いていると顕著なのですが、

「こんな新しい技術ができた」
「こういうアニメが始まって監督が〇〇で」
「最新のガジェットの性能が云々」

と情報交換したり、議論したりすることが多いように思います。

　また、会話の対象も人や感情ではなく、モノやコトが多い印象です。男性同士の会話は基本的に、事実を元にした情報の伝達交換、議論の割合が多いのではないでしょうか。

　一方で、女性は会話を「人間関係を構築するための手段」として活用する傾向にあります。興味の対象は、「人」や「感情」のことが多いです。相手に寄り添って理解したり、共感したりするコミュニケーションを好む傾向にあります。

モテたければ女型会話をマスターせよ！

　女性同士の会話を耳にしたことはありますか？ 聞いたことない！ という方は観察が足りません。今すぐ近所のオシャレカフェに行って、女子2人組の席の隣を陣取って、会話を盗み聞きしてみてください。

「カレシに浮気されてるみたいなんだけど……」
「なるほど、となるとA子の取るべき解決策は3つだね。①証拠を掴んだ上で、浮気が嫌だってことを伝えて話し合う。②素知らぬふりして包容力のある女性を演じる。③問答無用で別れる。さあどうする？」

　……なーんてことを話してるテーブルはありません。

「カレシに浮気されてるみたいなんだけど……」
「えーほんと？ 彼氏さいあく!! A子みたいなかわいい子を差し置いて意味わかんない！ 大丈夫？」
「だよね……マジありえない……つら」
「辛いよね！ もーほんとないわ彼氏！」

　……これが多くの女子の会話です。