筋トレの味方・コンビニサラダチキン、良い所と悪い所
サラダチキンは完全無欠ではない?
ここまで読むと筋肉をつけたい人にとってはサラダチキンは完璧な食べ物だ! と思ってしまうかもしれません。
しかし、サラダチキンにも一長一短があります。まず1つ目は脂質量です。もともと鳥の胸肉は低カロリーで脂分が少ないのが利点ですが、脂分が少ないと味気がすくなく「美味しくない」と感じることも多いです。
味については各社さまざまな工夫がされていますが、それでも手軽に食べやすくするために、なかには脂質を後付けしているものもあります。本来、鶏の胸肉の脂質は100gあたり1.5g程度。
しかし、コンビニのサラダチキンの表示を見てみると、100gあたり3.5~4.5gが含有されていることがあります。意図して脂分を取っているのであれば別ですが、「高タンパク・低カロリー」を狙って手にとっている方は一度原材料と栄養成分表示を見てみましょう。
スーパーと比べて値段が高い
そして2つ目がコストです。コンビニなどにあるサラダチキンは100~130g程度で200~250円くらいが相場。これは100gあたりに換算すれば約190円相当になります。しかし、鶏の胸肉を格安スーパーなどで探してみると100g40円前後で購入できます。
全国津々浦々、加工された状態で手に入るという意味ではとても便利ではありますが、継続的に鶏肉を摂取して筋肉に変えていくことを考えると、コストパフォーマンスはとても悪いです。減量などを考えれば相当なコストがかかる面は意識しましょう。
いかがだったでしょうか。トレーニング、ダイエット業界において有名になったサラダチキン。これから取り入れてみようと考えている方はぜひメリット・デメリットを把握した上で上手に付き合っていきましょう。
<TEXT/柔道整復師・パーソナルトレーナー ヒラガコージ>
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