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井上尚弥選手の食事メニューは?コロナ時代の健康管理を専門家に聞く

暮らし

アスリートが実践する「栄養フルコース型」の食事

 最後に、明治がサポートする全てのアスリートに推奨し、トップ選手も実践している「栄養フルコース型」の食事について伺った。

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井上尚弥選手のある日の昼食。練習に制限がある中でも『栄養フルコース型』の食事を実践。日常的に、ごはんには食物繊維の多いもち麦、サラダにすりごまを加え、余分な脂質のカット、キムチやヨーグルトなどの発酵食品を日常的に摂る、など、食材や調理法に配慮した食事をしてコンディション維持に努めている

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井上尚弥選手の減量期間中の夕食。減量中でも食事の整え方は変わらず高たんぱく低脂肪をベースに『栄養フルコース型』の食事を基本としている。食事量は練習量、体重変動、コンディションと相談しながらコントロールしていく

「『栄養フルコース型』の食事とは①主食(炭水化物)②おかず(たんぱく質、ミネラル、脂質)③野菜(ビタミン、ミネラル)④果物(ビタミン、炭水化物)⑤乳製品(ミネラル、たんぱく質、脂質)を、一度の食事ですべて揃えるという食事の型です。明治がサポートするアスリートたちも、自粛生活の中でそれぞれがいつも通り『栄養フルコース型』の食事をベースに、高たんぱく・低脂質の食事を実践しています。

 外出自粛生活の中でごはん、パスタ、うどん、カップ麺、パンなど主食メインの簡単な食事で済ませてしまう食傾向の方、栄養バランスの整え方がわからないという人でも『栄養フルコース型』の食事であれば誰でも無理なく始められるのではないかと思います。

 例えばコンビニでの食事で済ませるときも、牛丼(①②)+蒸し鶏のサラダ(②③)+果汁100%オレンジジュース(④)+ヨーグルト(⑤)といった揃え方にするだけで、簡単に『栄養フルコース型』の食事が整いますので、ぜひ実践してみてください」

<取材・文/古田島大介、写真提供:明治>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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