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「家賃10万円」で住める物件は?リモートワークで“東京一極”に変化

暮らし

住みたい場所から仕事を選ぶという価値観

 書斎が欲しい、子供部屋を造りたい、マイカーを持ちたい、サーフィンがしたい。そんな個々の価値観から住まいを選ぶことも可能になるだろう。

 その先には、「住みたい場所から仕事を選ぶという価値観がこれからは台頭するかもしれない」と柳澤氏は語る。

「職探しをする際には、経済的な観点や会社のネームバリューなどさまざまな指標があったはずですが、これからは『住みたい場所を決めてから仕事を見つける』なんて時代が来るかもしれません。東京への一極集中が労働者の側から解かれていく。

 弊社のサービスでいえば、移住を考えている人と地方自治体とのマッチングを図る『SMOUT』というものがあるのですが、好評です。住みたい場所で働くことが幸せに繋がることは、すでに我々が体験していることでもあります」

 脱東京の流れは、個人から進む。このトレンドに乗れるかどうかも、アフターコロナで勝ち組になれるかのカギになりそうだ。

コロナ後の勝ち組になる!

柳澤大輔氏

【柳澤大輔】
面白法人カヤック代表。’74年、香港生まれ。慶應義塾大学卒業後、’98年に学生時代の友人とともに面白法人カヤックを設立。近著に『リビング・シフト 面白法人カヤックが考える未来』

<取材・文/週刊SPA!編集部 図版/ミューズグラフィック>

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