「初任給は通常の半分に」新入社員が恐怖した会社のコロナ対応
辞めたくても辞められないワケ
これほど不信感が募ってしまえば、会社を辞めることも視野に入るのではないでしょうか。
「もちろん、辞めることは考えています。結局、職場に感染者は出ませんでしたが、今回の非常事態宣言で、会社が社員をどう扱うかわかりました。それにコロナ関係なく、入社前と入社後のギャップが大きいのも不満です。
でも今辞めてしまっても、コロナで仕事が見つからない可能性が高いですよね。同期も同じ考えなのか、今のところ会社を辞めた人はいません。状況が落ち着くまでは、この会社にいようと思っています」
コロナは企業を見極めるきっかけになりますが、コロナのせいで転職するリスクも高まっているのも事実。コロナ禍が落ち着くまではむやみに動かないほうが得策なのかもしれません。
もし「給与を勝手に下げられた」など違法行為が続けば、証拠を残しておいて、辞めたあとに弁護士等に相談してみましょう。未払い金を取り戻せるかもしれません。
― 特集 新型コロナ・若者の憂鬱 ―
<取材・文/ミノワ>