GWは自宅で読書しよう。楽しく学べる「ビジネス小説」4選
3:真山仁『ハゲタカ』
真山仁氏による、投資ファンドやメガバンクを舞台にした、言わずと知れた超有名・経済小説です。上にあげた2つの小説は、どちらかというと学びにフォーカスを置いていますが、こちらはエンタメに近いです。
目まぐるしく変わる状況や、主人公の鷲津や第2主人公の芝野をはじめ、キャラクターが濃くて続きがどんどん気になってしまいます。ファンドでのビジネス、もちろん大変だけどやりがいもすごそうだな……とついついあこがれてしまいますね。
「ファンド」ってよく聞くけど、具体的に何をやっているのだろうか? という人はぜひ。
4:城山三郎『官僚たちの夏』
ビジネス小説の大家として名高い城山三郎氏の小説です。氏の小説はどれも骨太で大変面白いのですが、この小説は飛び抜けた魅力があります。
日本の経済は自分たちが引っ張っているんだ、というプライドをもって必死に頑張る官僚たちの姿が魅力的に描かれています。これを読んで官公庁を志したという人もいるくらい熱い小説です。
この小説の舞台となっている時代と今とでは大きく仕事内容も変わっているとは思いますが、官僚がどのようなことをしているのか、政治家やビジネス界とどのように関係を構築しているのか、興味がある人にはとてもおすすめです。
せっかくのゴールデンウィーク、たまには腰を据えてビジネス小説を読んでみる、というのも悪くない過ごし方だと思います。興味を惹かれたものがあれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。
<TEXT/Shin>
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