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社員をパシリ扱いする社長夫人…休日にBBQの準備をさせられたことも

学び

 規模が小さい企業だと家族経営のところが珍しくなく、社長の奥さんも何かしらの業務に携わっているケースが珍しくありません。

現場仕事

※画像はイメージです(以下同じ)

 アットホームな雰囲気で働きやすい職場も多いですが、なかには社長の家族が会社を私物化しているところも。野宮慎司さん(仮名・30歳)が以前勤めていた工事会社では、「女帝」と呼ばれていた社長夫人が社員たちから恐れられていたといいます。

仕事中でもお構いなしに呼び出される

「以前は経理担当だったようですが、私が入社したころはすでに経営が軌道に乗っていたせいか業務は全部人任せ。でも、立場的にはまだ社員でしたから“給料泥棒”と陰口を叩かれていました(笑)」

 節税対策に家族を従業員にすることはよくある話ですので、彼がいた職場が特別なわけではないはず。

「ただ、社長の奥さんは、会社の業務の関係のない私的な用事を自分たち社員に頼んでくるんです。召使いとでも思ったんじゃないでしょうかね。しかも、社長は尻に敷かれているのか『悪いねぇ』とヘラヘラするだけ。奥さんに注意することもなかったです」

 当時、野宮さんは20代前半。社内で最も若い社員=一番の下っ端ということで、よく自宅への呼び出しを食らっていたそうです。

「多かったのは車での送迎ですね。週に2回、地元のフィットネスジムまで送り、2時間後に迎えに行ってました。あとは買い物を頼まれることもありました」

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