仕事でLINEを使うのは難しい?いまいち慣れないチャットの実情
重要なメッセージが埋もれてしまう
「日々の細かい連絡から、重要な予定の共有なども、一元的にLINEでやり取りをするようになっていました」
大量にメッセージをやり取りすると、どんどんメッセージが埋もれていってしまいます。逐一、チェックできていれば、問題はありませんが、投稿が連続していると、チェック漏れがでてきてしまうことも……。
「実は、一回、やらかしてしまったことがあるんです」
ケイタさんは、重要な商談の予定が書かれたメッセージを読み飛ばしてしまったことが原因で、商談そのものをすっぽかしてしまったことがあるのです。
「チームで商談に行く予定だったのですが、私だけ同席せず。同僚からものすごい数の着信があって初めて気が付いたんです。もう、血の気が引きましたね。なにしろ、仲間に迷惑を掛けてしまっているというのが何よりも申し訳なくて……」
試行錯誤の中で共通のルールが作られていく
その場は、ケイタさんの同僚が機転をきかせてくれて「体調不良のため自宅療養中」だと相手に説明し、本来ケイタさんが説明をするはずだった部分は、通話機能を用いて遠隔でプレゼンすることで、なんとかその場は乗り切ることができたそうです。
LINEなどのチャットツールは、新たなツールとしてビジネスの現場でも注目されています。
メリットも多い反面、マナーなども未整備な部分も少なくなく、発展途上の側面は否めません。ときにはメールや電話などもうまく駆使しつつ、それらの点を考慮に入れて、上手に取り入れていくことが求められるでしょう。
<TEXT/bizSPA!取材班>
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