職場のあなたが「頭は良いけど、なんか怖い」と思われてしまう理由
「詰められている」と思わせてしまう
改めて、先ほどの問題解決型コミュニケーション頻出センテンスを眺めてみてください。どんな気持ちになりますか?「うわ、なんかこの人とは話したくないな……」ってなりません?
問題解決型コミュニケーションをされる側は「詰められている」「叱られている」という感覚に陥りがちです。話している側はそんなつもりはなくても、受け手は強い不安を無意識的に感じるようになります。
そうなってしまったら、相手のことを信頼することも、オープンにコミュニケーションを取ることもできなくなってしまいます。
慣れている人同士であれば問題ないのですが、ほとんどの場合そんなことはありません。これを続けていくことで「あの人、確かに頭はいいんだろうけどなんか怖いよね」と距離を置かれてしまい、日々の仕事がうまく進まなくなってしまいます。
「共感&励まし型コミュニケーション」に
そういう状況に陥ってしまった人におすすめしたいのが、「共感&励まし型コミュニケーション」です。
・うんうん、そうなんだー、それでどうなったの?
・えー、まじか! それは大変だったねー
・え、それめっちゃすごいじゃん!
・その意見、ほんと素晴らしいと思う!
上記のように、まず相槌を打って相手の気分を乗せつつ徹底的に話を引き出し、その後に少し大げさなぐらい相手を褒め、相手の意見を肯定するのです。
こんな話し方をしてくれる上司や同僚がいたら、自然と好きになり、信頼したくなりますよね。そうやって信頼を積み上げていくのが、仕事をうまく進める何よりのコツです。
もちろん問題解決型コミュニケーションも大事です。これがないと、本当に会社が危機に陥ったときに、問題のありかを発見して改善することはできません。しかし、日々の仕事の中ではこれがマイナスに働くこともあるのです。
ぜひ、共感&励まし型コミュニケーションもマスターして、楽しく仕事をやっていきましょう!
<TEXT/Shin>