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職場のあなたが「頭は良いけど、なんか怖い」と思われてしまう理由

学び

「詰められている」と思わせてしまう

 改めて、先ほどの問題解決型コミュニケーション頻出センテンスを眺めてみてください。どんな気持ちになりますか?「うわ、なんかこの人とは話したくないな……」ってなりません?

 問題解決型コミュニケーションをされる側は「詰められている」「叱られている」という感覚に陥りがちです。話している側はそんなつもりはなくても、受け手は強い不安を無意識的に感じるようになります。

 そうなってしまったら、相手のことを信頼することも、オープンにコミュニケーションを取ることもできなくなってしまいます。

 慣れている人同士であれば問題ないのですが、ほとんどの場合そんなことはありません。これを続けていくことで「あの人、確かに頭はいいんだろうけどなんか怖いよね」と距離を置かれてしまい、日々の仕事がうまく進まなくなってしまいます。

「共感&励まし型コミュニケーション」に

ビジネス 男性

 そういう状況に陥ってしまった人におすすめしたいのが、「共感&励まし型コミュニケーション」です。

・うんうん、そうなんだー、それでどうなったの?
・えー、まじか! それは大変だったねー
・え、それめっちゃすごいじゃん!
・その意見、ほんと素晴らしいと思う!

 上記のように、まず相槌を打って相手の気分を乗せつつ徹底的に話を引き出し、その後に少し大げさなぐらい相手を褒め、相手の意見を肯定するのです。

 こんな話し方をしてくれる上司や同僚がいたら、自然と好きになり、信頼したくなりますよね。そうやって信頼を積み上げていくのが、仕事をうまく進める何よりのコツです。

 もちろん問題解決型コミュニケーションも大事です。これがないと、本当に会社が危機に陥ったときに、問題のありかを発見して改善することはできません。しかし、日々の仕事の中ではこれがマイナスに働くこともあるのです。

 ぜひ、共感&励まし型コミュニケーションもマスターして、楽しく仕事をやっていきましょう!

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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