海外旅行、バー、子供…LINEで「謎の写真」を送ってくる同僚に困惑した話
スマホの技術が進化したおかげで、誰でも高画質な写真を撮影することができるようになりました。また、スマホと簡単に接続ができて写真を共有できる機能が備わっているデジカメも、数多く販売されています。
写真は、撮ったらすぐに誰かに見せたくなってしまうものです。しかし、それも度が過ぎると相手に負担を掛けさせてしまうかも…
草薙さとしさん(仮名・29歳)が勤務しているのは、休日に集まってバーベキューをしたり、勉強会を開いたりするほど社員同士の結束が高い会社です。
しかし、いつも旗振り役をやってくれる同期の斎藤よしゆきさん(仮名・29歳)の“ある行動”に困惑していると告白してくれました。
海外旅行の楽しい写真が届く
「いや、困ってるというほどのことではないのかもしれません。よしゆき君にはいつも世話になってるし、些細なことです」
さとしさんは、言い淀んでなかなか話し始めてくれません。
「ま、俺の器が小さいって言われれば、それまでなんですけど、よしゆき君は、俺と違ってアクティブで連休のたびに旅行に出掛けたりするヤツなんです。それで、旅行先の写真を送ってくれるんです」
確かに、海外旅行などの非日常的な体験をすると、誰かにそれを伝えたくなってしまいたくなるものです。
「いや、まあ、それも、一度とか二度とかだったら良いんですけどね」
麻布の隠れバーに行った写真
よしゆきさんは、スマホのカメラでは飽き足らず、高級デジカメを買って、行く先々で写真を撮って見せびらかすようになりました。
旅行に行った時の写真だけに留まらず、仕事帰りに寄ったお洒落なレストランや、現代アートの展覧会、夕日が沈むビル街の風景写真など、ありとあらゆる写真がさとしさんのLINEに届きます。
「写真を見せられても「きれいだね」とか「美味しそう」くらいしか言うことが無いじゃないですか。だんだん返信に困るようになってきました」
写真を投稿できるSNSや、個人ブログなどで公開することを勧めたのですが、どれも長くは続かなかったとのこと。理由を聞くと「反応が無くてつまらない」からだそうです。
SNSは継続することが大事で、アカウントがある程度育つまで辛抱を要します。その点、LINEで個人に送るとすぐに反応が返ってくるので、そちらの方が楽しいのでしょう。しかし、さとしさんもそれでは困ってしまいます。