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努力しているのに…結果が出ない人に欠けている、シンプルな思考法

学び

選択をしたら、それだけに「集中」する

 仕事の成果を上げたいのならば、「仕事の成果とは何か?」「成果が出せない根本原因は何か?」「その原因を一気に解決できるやり方は何か?」と自分自身に問いかけ、効果がある活動を選択する必要があるのです。

 さらに、選択をしたら「それだけに集中する」というのも重要です。

 かつての上司の言葉で、「やったほうがいいことは無限にある。本当にやるべきことだけに集中せよ」というものがあります。彼はいつも余裕があり、ラクラク仕事をこなしていました。その仕事の秘訣を聞いたときに、先ほどのコメントをもらいました。

焦る前に、自分に問いてみる

ビジネスマンの横顔

 ぼくらはどうしてもいろんなことをやりたくなってしまいます。やれることがあるならば、とりあえずやってみたほうがモノゴトが前に進む感じがするからです。

 しかし、実はそれは正しいやり方ではありません。まず「仕事の成果に直結する行動は何か?」と自身に問い、選択し、成果が出るまでそれだけをやり続ける、それこそがあなたがすべき行動なのです。

 ぼく自身、この思考法はとても大事にしています。

 社会人経験を積むにつれて、やったほうがいいことは無限に増えていきます。さらに、「デジタル社会についていける人材とは」というコラムやビジネス書もあふれており、「やばい、もっともっといろいろやらないと」と焦ることもあるでしょう。

 しかし、本当に大事なのは「本来すべき行動を選択し、それだけに集中すること」なのです。

 ぜひ明日からの仕事に活かしてみてくださいね。

連載・現役コンサルタントのシンプル仕事術

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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