20代は飲み会での「お酌」否定派が7割超。では40-50代は…?
気を遣ってまで上司と飲みたくない
では、いよいよ多数派である「(お酌するのは)面倒くさい」若者の意見です。「いいえ」と答えた若者の意見に比べ、その理由にばらつきがありますが、ひとつの傾向がありました。
それは端的に「気を遣うから」(29歳・神奈川県・男性)。
ほかにも「楽しくないから」(27歳・兵庫県・女性)、「気を遣って疲れるから」(23歳・神奈川県・女性)といった類似の意見がありました。
ではなぜ気を遣うのかといえば、「自分のものは自分で用意してほしい。量とか好みとかわからん」(28歳・和歌山県・男性)「好みがわからないし、人の飲むペースとか見とかないといけないから」(29歳・山口県・女性)といった、相手の好みや嗜好のわからなさに起因するようです。
「気を遣う、ルールが難しすぎる」(23歳・愛知県・女性)の主張が端的にまとめてくれているように、若者たちは「ルールのわからないゲーム」をやっているような感覚になるのです。
そのため「楽しくワイワイしたいのに上司の顔色を伺ってお酒ついだり、サラダよそったりで疲れる。自分の飲みたい食べたいタイミングで食べてくださいと思う」(23歳・東京都・女性)というホンネが漏れています。
40~50代では意外な結果が
こうして見てみると、若者の飲み会マナーの理由がよくわかりますが、一方で、40~50代の上司世代はどのように感じているのでしょう? では、同じくアンケート結果から。
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Q. 飲み会のとき、部下や後輩にお酌をされたり、料理を取り分けてもらいたいですか?
はい:15%
いいえ:85%
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なんと、40~50代の上司の8割以上が「お酌や料理の取り分けをして欲しくない」という結果に。そして、その理由を詳しく見てみると、若者世代と同様の意見ばかりでした。