激混み“痛勤電車”でのトラブル3連発。電車を逃してあわや遅刻…
朝の都心の通勤ラッシュは“痛勤”と言いたくなるほどツラいものです。満員電車はもちろん、ホームの乗り換えでも、人波をかき分けて大変な思いをした方もいるようです。
都内在住の社会人が避けては通れない、「通勤ラッシュ」の苦労エピソード。今回は20代のビジネスマン3人に聞いてみました。
1:大江戸線の通勤ラッシュで痴漢に間違えられ…
まず話を聞いたのはIT企業勤務のシステムエンジニアの三上勉さん(仮名・26歳)。ある年の夏、会社の業務拡大に伴い、東京都多摩市から都心の港区に会社が移転。
それまで住んでいたのは京王線の高井戸駅(杉並区)でしたが、そこから都営大江戸線の蔵前駅(台東区)に引っ越すことになります。必然的に通勤ルートも変化しますが、「大江戸線は空いているイメージでした」と語る三上さんに、大変な事態が発生します。
「出勤のため午前8時台に大江戸線に乗るのですが、両国駅から六本木駅まで激混みです。乗っている間はずっと体中痛いですし、おまけに一般的な地下鉄車両と比べて、車両が小さいせいもあり、停車駅で乗客の乗り降りに時間をかなり取られるんです」
ある日、他の乗客を下ろすため、三上さんがホームに降りると、あまりの人波にホーム中ほどまで押されてしまい、そのまま電車を2本も逃がしたそうです。「もう1本逃すと、15分近いタイムロスで、確実に遅刻。必死になって、なんとか3本目に乗りました」(三上さん)。
さらに、あまりの混雑ぶりに痴漢だと間違えられてしまい、駅員室に連れていかれたこともあったとか。
「幸いなことに、駅員室で対面した被害者の女性が『痴漢はもっと年配の人でした』と証言してくれたので、冤罪事件は免れられましたが、待っている間は生きた心地がしませんでしたよ」