松屋「シュクメルリ」で話題のジョージア料理。日本人好みの味なワケは…
長寿の国なのは発酵食品のおかげ?
「ハチャプリ」は、しばしばジョージア料理の代表のように紹介されるパンで、必ずチーズが入っています。地域によってパンの形が異なり、落とし卵を乗せるものもあって、チーズがたっぷり乗ったピザやチーズパイに似たようなものもあります。
パン生地には、「マッツォーニ」というジョージアの発酵乳製品(ヨーグルトのようなもの)が練り込んでありますが、酸味が気になるほどではありません。
ジョージアは長寿の国としても知られますが、その理由のひとつが発酵食品であり、このマッツォーニをよく食べているからだという話も。ちなみに日本で知られるカスピ海ヨーグルトはこのマッツォーニが原型とされています。
「カバビ」は、つまりケバブ(肉)のこと。スパイスと一緒に成形し、串に通して焼き上げるこの料理は、とにかくビールと合うんです。
串から外してナイフとフォークで切ったそばから肉汁が溢れ出し、そのまま噛み締めてピリッとしたスパイスを感じた直後にビールで流し込む快感は癖になるはず。
そばに添えられた、アジーカという唐辛子を使ったソースにつけて食べると、まさにビールが止まらなくなります。
まだまだある「おすすめジョージア料理」
焼き茄子でくるみソースを包んだ「バドゥラジャーニ」も、パーティなどのフィンガーフードとして好まれるかもしれません。
あとは「ヒンカリ」と呼ばれる小籠包のような見た目の水餃子も日本人の口に合うと思われます。
また、「バストゥルマ」はお酒の良い友。スパイシーな薫製肉で、独特な味はしますが美味です。
「ゲブジャリア」はミントとカッテージチーズのスルグニチーズ(ジョージアのモッツァレラチーズ)包み。外側の小麦粉などのように見えるものがスルグニチーズ。割けるチーズのように手でちぎって食べられます。