検索キーワードから振り返る2019年。芸能界の結婚、大型M&A…
令和元年もあとわずか。改元やラグビーワールドカップ、深刻な自然災害や消費増税、そしてビッグネーム同士の経営統合に芸能界の不祥事など、2019年も沢山のニュースがありました。
仕事納めもしたところで、株式会社ヴァリューズによる国内スマホユーザーの検索キーワードから2019年を振り返ってみましょう。
年間最多キーワードは「ヤフー」
最も利用が多かったキーワード1位は「ヤフー」。年間のべ281万人が検索しました。ヤフーで何かを調べたい人が普段からよく検索するキーワードですが、今年はヤフー自体のことを調べようとした人も多かったようです。Zホールディングスへの社名変更、以前の記事でも紹介したZOZO買収、そしてLINEとの経営統合といったあっと驚くニュースが続き、対前年同月比平均が2018年の49%も増加しています。
ほかには2位「じゃらん」や3位「アマゾン」、5位「AMAZON」、6位「メルカリ」、7位「楽天」といった大手ネットサービスが上位ですが、「ヤフー」に比べると2018年からの伸長は控えめで、今年特別注目されたというほどではありませんでした。
急増したのは「ワンパンマン」
のべ240万人が検索した4位「天気予報」は2018年から48%増加していて、冷夏や台風を思い出させます。ほかに2019年特徴的に利用が増えた検索キーワードは、人気漫画の9位「ワンパンマン」。4~7月にアニメ第2期がテレビやネットで配信され、2018年に比べて152%もユーザーが増えました。10位「ほっともっと」が52%増えたのは、9月の直営店900店のうち190店舗閉鎖というニュースへの注目でしょうか。
11位「乗り換え案内」は普段から使いそうなキーワードですが、去年に比べて48%上昇。同キーワードでヒットするジョルダンのサイト「乗換案内」がガンダムやハローキティなど人気キャラクターとのコラボやバス路線データを拡充した影響なのか定かではありませんが、のべ164万人が検索しました。
14位「えきねっと」は東北・北海道新幹線の半額キャンペーン「お先にトクだ値スペシャル」などが関心を呼んだと思われます。
13位「地震」だけは上位20キーワード中唯一、2018年よりユーザーが減りました。6月の山形県沖地震など2019年も日本は沢山の地震に見舞われたものの、北海道胆振東部地震や大阪府北部地震が起きた2018年に比べると、被害規模が小さかったからかもしれません。