「ヤメ検」ってどんな弁護士?法律業界のウラ用語
A. 元検察官の弁護士
「ヤメ検」とは、検察官(検事・副検事)を辞めて弁護士になった人のことを言います。検察官は、刑事事件で犯人を起訴するかどうか決定する権限を持っています。
刑事事件に精通した弁護士としての需要が高まっていて、たしかに万が一、自分が刑事事件で起訴されたら「検察側の考えが読める弁護士のほうが心強いかな?」と思いますよね。
ヤメ検となる理由はさまざまですが、検察官は常に膨大な量の事件を抱えるハードワークな上、だいたい2年ごとに転勤があります。また、人の人生を左右するあまりにも重い責任を負う重圧があります。しかし、年収は20代で300万円程度、最上位でも1500万円程度と、仕事の忙しさと責任の重さに対して高収入とはいえません。
ヤメ検の年収が、検事時代と比べてアップするとは一概に言えませんが、得意分野の案件を扱うなど、自分が活躍するフィールドを選べるのもメリットのひとつです。
Q.「赤本」って何?
「赤本ありますか?」
弁護士が今さら大学受験?