イヤホンから空き箱まで「自宅の不用品」で意外に高く売れるのは?
大掃除をしようと考えはするものの、実際やろうと思うと面倒くさくてスルーしがち。しかし、そこから出てきた不用品が思わぬ“宝”になることも。
値段がつくかもしれない不用品でも、判断がつかずに結局、捨てることも多い。そこで、予想外に値のつく不用品を専門家に教えてもらった。
専門家が教える! 意外に高値の不用品
「自分だったら買わないと思うものでも、出品すべきです」と話すのは、フリマの達人・川崎さちえ氏だ。
「例えば、布団を買ったときにおまけでついてる除湿シートやブランドの名前入りハンガーなど、それが欲しいためにわざわざ商品全部を買い直さないですよね。棚にしまったまんまの食器なんかも売れやすい。
また女性ならコスメも人気が高い商品。数回使って肌に合わないと置きっぱなしにしてしまう方は多いですが、開封済みでも状態さえ説明できれば欲しいユーザーは多いので、どんどん売ったほうがいいでしょう」
片耳だけのワイヤレスイヤフォンも売れる!?
また、「ガジェット類はパーツが全部揃っていなくても高値がつきますよ」と話すのは、ミニマリストしぶ氏だ。
「例えば、ワイヤレスイヤフォンの片耳だけとか、iPhoneの付属品でも欲しい人は多いですね。ほかにはリモコン類。パナソニック製エアコンのリモコンがメルカリだと2600円で売られていたりする。本体に比べてリモコンは壊れにくく、意外に需要があります」
さらに、コレクターなどのニッチな層に売れる商品もある。
「海外でしか買えない商品のパッケージや包み紙を収集している人もいます。例えばハーゲンダッツのフタで、フランスのものは3000円、中国のものは800円で売れていたりする。だから海外のお土産とか期間限定の商品の空き箱があると思わぬ金額がつくことがありますよ。
また最近だと、子供の図画工作用とかハンドメイド商品の材料を探している人も多い。松ぼっくりが12個で1200円、どんぐりが29個800円など、庭の掃除ついでに拾ったものでお金を稼ぐこともできますね」
もはや売れないものはない!?
【川崎さちえ】
フリマの達人。ネットオークション歴15年以上の経験を生かして、テレビや雑誌などに多数出演している。ブログ「川崎さちえのごちゃまぜ日記」
【ミニマリストしぶ】
ミニマリスト。究極にシンプルな生活を掲げて、ブログやYouTubeなどで情報を発信中。著書に『手ぶらで生きる。』(サンクチュアリ出版)がある
<取材・文/週刊SPA!編集部>